お子様の歯列矯正

出っ歯

出っ歯は専門的に上顎前突（じょうがくぜんとつ）と言います。上顎の前歯が下顎の前歯よりも1cm程度前に突出している症状のことです。通常は下顎の前歯が上顎の前歯に接触することで上顎の前方向への成長が停止しますが、下顎の前歯が上顎の前歯に接触しない場合には成長が止まらずに突出します。

受け口

受け口は歯科用語では下顎前突（かがくぜんとつ）や反対咬合（はんたいこうごう）と言います。受け口は3歳児で約4～5％あると言われています。顎骨が固まってしまうと受け口を治すには外科手術をすることになります。大きくなってからでは治療が困難に、また費用もかかります。

八重歯・叢生（そうせい）

叢生（そうせい）とは歯並びが凸凹として全体的に乱れている症状です。八重歯も叢生の中に含まれます。歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯周病になりやすい特徴があります。原因は遺伝的、歯の生え変わりの際に起きるエラー、噛む回数の少なさが引き起こす顎骨の未発達、鼻炎（耳鼻科疾患）による口呼吸習慣などがあります。

すきっ歯

お子様の乳歯のすきっ歯につきましてはご心配される必要はございません。永久歯が生えるために必要となる隙間だからです。ただ、唇と歯茎をつなぐ靭帯が前歯の隙間に食い込んでしまっているような場合には外科手術が必要にあります。放置するといつまでもすきっ歯のままになる可能性があります。