歯医者さんで「歯周病がありますね」と言われたとき、
「歯周病の治療=SRPをしましょう」と言われたことはありませんか。
今回はSRPについてお伝えします。
ＳＲＰとは
簡単に言うと歯茎の中のお掃除です。
歯茎の中の歯の根っこの部分についた歯石を取ります。歯茎の中に歯石がつく場合は歯周病が進行していたり、長期間歯石除去をされていない時等に付着します。
歯茎の中に硬い歯石が付着していることにより歯周病が進行してしまうリスクが高まりますのでSRPを行ってこれらを除去していきます。
SRP治療後の歯茎の変化
SRPによって歯周ポケットの奥深くに潜んでいた歯石や細菌の塊が除去されると、炎症が治まり、以下のような良い変化が現れます。
- 歯茎の腫れ・出血が改善する：炎症の原因がなくなるため、引き締まったピンク色の健康な歯茎に戻ります。
- 口臭の改善：歯周ポケット内の細菌が減ることで、嫌な臭いが軽減されます。
- 歯周ポケットが浅くなる：歯茎が引き締まることで、歯周ポケットの深さが改善されます。
治療後の注意点：知覚過敏（しみること）について
SRP後によくある症状の一つに、「知覚過敏」があります。
これまで歯石で覆われていた歯の根元（象牙質）が露出することで、冷たいものや甘いものが「しみる」と感じやすくなります。
これは一時的な症状であることがほとんどです。
治療後のセルフケア：優しく
SRPを行った箇所は敏感になっていますので、丁寧に優しく磨きましょう！
汚れが溜まると、せっかくきれいにした部分に再び細菌が付着し、歯周病が再発してしまいます。
- 優しく歯磨きを行う：治療直後は、柔らかめの歯ブラシで優しくマッサージするように磨きましょう。
- 歯間ブラシ・フロスを徹底する：歯ブラシだけでは歯周ポケット周辺の汚れは落ちません。毎日、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間や歯茎の溝の清掃を行いましょう。
まとめ：治療効果を維持するために
SRPは歯周病治療の重要なことですが、この効果を出し、健康な状態を維持するには、患者様ご自身の日々のケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスが大切です。
一緒に健康なお口を作っていきましょう！
