近年大人気のインビザラインとは
近年、歯列矯正治療の中では人気のインビザライン(Invisalign)。インターネット上でも広告を見ない日はないほど多くのクリニックが宣伝しております。もちろんインビザラインが全てを解決してくれる治療法ではありません。ただ透明なマウスピース型の矯正装置を使用することで歯列を矯正する治療法より目立たないという点で歯列矯正をお考えの方にとても好まれております。従来の金属製のワイヤー矯正とは異なり、装着時にほとんど目立たず、取り外しも可能なため、食事や歯磨きの際に便利で、普段の生活の際にもストレスを感じることが少ないと言われております。今回は近年人気の歯列矯正のインビザラインがどのような治療法かをご紹介いたします。
【目次】
・インビザラインの特徴
・インビザラインのメリット
・インビザラインのデメリット
・インビザラインの流れ
・インビザラインの費用
・まとめ
インビザラインの特徴
近年人気のインビザライン。なぜ人気があるのか。それはインビザラインに多くの魅力があるからだと思われます。インビザラインの魅力をお伝えする前に、まずはインビザラインのの特徴をお伝えいたします。以下はあくまでも一般的な特徴になります。
・透明なプラスチック製のアライナー(マウスピース)を使用します。
・患者さまの歯列に合わせたアライナー(マウスピース)を作成します。
・1日20~22時間の装着する必要があります。
・数週間ごとに新しいアライナーへ交換する必要があります。
インビラザインはアライナー(マウスピース)を使用してワイヤー矯正よりは弱い力で歯を移動させてきます。また歯の移動状況に合わせてアライナー(マウスピース)を数週間毎に作り直して段階的に歯を移動させていきます。治療期間は患者さまの歯列の状態などによりますが、一般的には数ヶ月から3年ほどかかると言われております。
インビザラインのメリット
近年のインビザラインの人気はインビザラインに多くのメリットがあるからだと思われます。確かにインビザラインには非常に多くの魅力があります。以下は一般的なメリットになります。
・透明なプラスチック製のアライナーを使用しているので目立ちにくいです。
・食事や歯磨きの際に取り外しができるため口腔内を衛生的に保ちやすいです。
・金属製のワイヤーやブラケットがないため口内の不快感や痛みが少ないです。
・自宅でマウスピースの交換を行うため通院頻度が少なくて済むため、忙しい人でも矯正治療が続けやすいです。
以上になります。このようにインビザラインにはとても多くのメリットがあります。最近の人気の理由はこのような点にあると思われます。
インビザラインのデメリット
インビザラインは魅力的な矯正治療方法の1つでもあります。ただ全てが完璧というわけではございません。インビザラインにもデメリットはございます。以下は一般的に言われるインビザラインのデメリットになります。
・インビザラインは自己管理が求められる治療方法になります。1日20~22時間の装着を守る必要があります。また定期的にアライナーを交換する必要もあります。装着時間を守らない場合、歯の移動が進まず治療期間が延びる可能性があります。
・一般的なお話になりますが、ワイヤー矯正に比べて治療期間が長くなる場合があります。理由はワイヤー矯正に比べインビザラインが比較的弱い力で歯を徐々に移動させる治療方法だからです。
・インビザラインは治療できないケースがあります。重度の歯列不正や大きな歯の移動が必要な場合は従来のワイヤー矯正の方が適する場合があります。
・インビザラインの治療費はワイヤー矯正方法よりも費用が高くなる場合があります。
このようにインビザラインにもデメリットもいくつかあります。ただ他の矯正治療よりもメリットが多いのもインビザラインの魅力になります。
インビザラインの流れ
インビザラインの治療は以下の流れになります。以下はあくまでも一般的な流れになります。
・初診:最初に歯の状態を確認します。必要に応じてX線撮影を行います。その後、現状をふまえ歯科医師が今後の治療ついてお話します。
・歯型の採取:次に歯型を採取します。デジタルスキャナーを使用して3Dデータを取得することもできます。
・治療計画の作成:採取した歯型をもとに治療計画を作成します。3Dシミュレーションソフトウェアで歯がどのように動くかをシミュレートし、ご納得の上で治療を進めてまいります。
・アライナーの製作:計画の確定後、患者さまに最適なカスタムメイドのアライナーを製作します。アライナーは通常1~2週間ごとに新しいものに交換していきます。
・定期的な通院:治療中は2~3ヶ月ごとに定期的な通院が必要になります。歯科医師が治療の進行状況を確認し、必要に応じて調整を行います。
・保定期間:歯が計画通りに移動し終わると矯正治療は終了します。しかし、歯が元の位置に戻らないようにするため保定装置(リテーナー)を一定期間使用します。
以上になります。患者さまのお口の中のご状況や描かれているイメージにより治療期間や治療方法が変わります。
インビザラインの費用
インビザラインの費用は治療の内容よって異なります。全体的な歯列矯正の場合と部分的な矯正の場合で費用は大きく変わります。またクリックによっても変わります。以下はあくまでも一般的な費用になります。
・初診費:初診のカウンセリングや調査にかかわる費用になります。この中にはX線撮影や歯型の採取が含まれます。
・アライナー費:インビザラインのアライナーは治療の進行に合わせて複数作成されます。
・定期検診費:治療期間中の定期検診の費用になります。治療の進行状況に応じて費用が変わります。
・保定装置費:治療終了後、歯を固定するための保定装置(リテーナー)の費用になります。
※治療中に追加のアライナーが必要になる場合は別途費用がかかります。
以上になります。お支払いは分割やデンタルローンなどの活用ができます。詳しい料金やお支払い方法はかかりつけの歯科医へご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。インビザラインはとても魅力的な矯正治療方法の1つでもあります。多くのメリットがあります。ただ全てが完璧というわけではございません。インビザラインのご検討の際のご参考になれば幸いです。もしお悩みの場合はお気軽に当院へご相談くださいませ。