皆さん、毎日歯磨きをすると思いますがどのように磨いているでしょうか?
長い時間磨いていても不適切な磨き方だと、綺麗に汚れを落とすことができません!
☆なぜ歯磨きが必要なのか
プラーク(歯垢)を落とすためです。
プラークとは細菌の塊で歯周病や虫歯の原因になります。
見た目は分かりにくく、白くネバネバとしています。
食後、細菌が歯に付着し食後8時間程度プラークの形成が始まると言われています。
うがいでは落とすことができないため、歯ブラシで落とす必要性があります。
そこで今回は歯磨きの方法についてお話したいと思います🪥
歯みがきの仕方には様々な種類があります。
歯ブラシの角度や動かし方によって歯垢除去に効果的なのか、歯ぐきマッサージに効果的なのかが変わってきます。
☆歯垢除去を目的とした歯みがき方法
・スクラビング法
歯に対し歯ブラシを直角にあて、横に小刻みに動かす方法。
細かく動かすことにより、歯面や奥歯の噛む面のプラークを落とすのに効果的です。
一般的な磨き方で、健康な歯茎の方や軽度の歯肉炎の方、歯列不正や矯正装置がついている方におすすめです。
・1歯ずつのたて磨き
歯ブラシをたてにして、前歯を中央と両脇の3面に分けて磨く方です。
前歯は両サイドは丸みを帯びた形をしており、スクラビング法を用いてもサイドのプラークはとりきることができません。この磨きにくい部分に有効なのが1歯ずつのたて磨きです。
歯が重なって磨きにくい方におすすめです。
☆歯肉マッサージ効果のある歯みがき方法
・バス法
歯ブラシの毛先を45°の角度で歯と歯ぐきの境目にあて、細かく優しく磨く方法です。
歯ぐきに少しあてることでマッサージ効果も期待できるので、歯ぐきが腫れている方や歯周病の方におすすめです。
歯みがきの第一の目的はプラーク(歯垢)除去です。
基本的にはやさしく、細かく動かすスクラビング法が重要です。
加えてより細かく磨ける1歯ずつのたて磨きや、歯ぐきをひきしめる効果のあるバス法を取り入れて歯みがきを行いましょう。自分の口腔内に適した歯磨きを行うことによって効率よく歯垢を除去することができます。
☆歯ブラシのポイント
・優しく磨く
強い力でゴシゴシ磨いてしまうと、歯ぐきが傷ついたり歯肉退縮や摩耗の原因となってしまうので優しく毛先が曲がらないくらいの力で磨きましょう。
・鏡を見て磨く
歯と歯茎の境目に当たっていることを確認して動かしましょう!
☆歯ブラシの交換時期
ブラシは約1ヶ月程で交換しましょう。
歯ブラシは毎日使うものですので、だんだん毛先が開いてしまいます。
毛先が開くと歯垢除去率が下がってしまいます。
☆歯ブラシの持ち方
えんぴつを持つように握るペングリップがおすすめです!
余計な力が入らず細かく動かせるので、しっかり磨くことができます。
「ふだん強い力で磨いてしまう」
「歯肉退縮が気になる」
そのような方は鉛筆持ちがおすすめです!
☆補助用具について
・フロス
歯ブラシだけでは落としきれない歯と歯の間の汚れを落とすことができます。
数ミリ歯茎の中に入れること、歯にそわせることを意識しましょう。
初心者の方はホルダータイプのフロスがおすすめです。
1日1回できると良いです✨️
・歯間ブラシ
歯と歯の間の隙間が広い方におすすめです。
毎日行う歯磨きで、将来ののお口の健康状態も変わってきます。
年を重ねてもおいしく楽しく食事をするためにも自分に合った正しい歯みがき方法を行うことが大切です。