こんにちは!診療の中で、患者さんから「これってどうなんですか?」とよく聞かれることがたくさんあります。
毎日の歯みがきって習慣になっているからこそ、実は“なんとなくやっている”ことも多いですよね。
今回は、そんな「気になるけど聞きづらい」お口の疑問を解説していこうと思います!
Q起きてすぐ歯ブラシした方がいいの?
A朝のお口の中は、寝ているあいだに唾液が減って細菌が繁殖しています。そのまま朝食をとると、細菌を一緒に飲み込んでしまうことも。起きてすぐに歯みがきやうがいをしてから朝ごはんを食べると安心です。特に高齢の方や免疫が低下している方では、誤嚥性肺炎の予防にもつながります。
Q歯ブラシを頑張っていても歯茎の検査で出血するのはなぜ?
A出血は歯茎が炎症を起こしているサインです。歯と歯の間や歯ぐきの境目にプラーク(細菌のかたまり)が残っていると毎日磨いていても炎症は続いてしまいます。また、力の入れすぎも逆効果。毛先を歯と歯ぐきの境目にやさしく当てるだけで十分です。出血がある部分こそ丁寧にケアしていくと、数日で改善していきます。
Q加齢とともに歯茎が下がるのは仕方ないの?
A ある程度の歯ぐきの退縮は加齢による自然な変化ですが実際には歯周病や強いブラッシング、歯ぎしりや食いしばりなどが原因のことも多いです。正しいブラッシング方法と定期的なメンテナンスで、進行をゆるやかにすることができます。「年のせいだから」とあきらめず、今からのケアで歯ぐきを守っていきましょう
毎日のことだからこそ「なんとなく」で歯磨きを続けてしまいがちですよね。
でも、少しの工夫で歯や歯ぐきの健康は大きく変わります✨
他にも気になることがありましたらなんでも質問してくださいね!