日中はいくらか寒さは和らぎ、花粉の季節がやって参りました。この時期の歯科受診はとても辛い事と思います。
早速ですが、今回は9歳から11歳の特徴をお話ししていきます。
乳歯のCからE(前歯から3番目〜5番目)が永久歯と交換する時期です。その交換する3本分の乳歯と代わり萌出する永久歯分の大きさを比べると乳歯の方が大きい(幅が広い)形をしています。それは永久歯が配列するのに必要なスペースを確保する為と言われています。
上顎は第一小臼歯(4番目)→犬歯(3番目)→第二小臼歯(5番目)の順番、
下顎では犬歯(3番目)→第一小臼歯(4番目)→第二小臼歯(5番目)の順に交換していきます。個人差はありますので、順番が異なる場合もあります。前もってレントゲンなど撮っておくと永久歯の存在や位置が把握でき有効ですね。
今では乳歯の動揺はあるが中々抜けないと言う小児も増えてきているので、乳歯の下から萌出していきている永久歯が虫歯にならないようブラッシングしていく必要があります。もしくは動揺している乳歯が萌出する永久歯の邪魔をしているようであれば抜歯を検討しましょう。
小学校中学年から高学年になると日常生活はほぼ自分でできる様になり、保護者の仕上げ磨きも卒業していきます。自分で磨く能力が高くなると同時に習い事や塾などを優先される傾向にもあるようで、食事や睡眠時間が不規則になる時期でもあります。そうなると歯ブラシが後回しにされてしまう事もあって虫歯の原因につながります。
保護者の方は日常生活の中で歯ブラシの時間などがしっかり取れているかの確認もしてあげて下さい。
歯医者の方では交換期に限らずですが、しっかり歯ブラシができているかの確認やフッ化物の塗布など定期チェックと稀に下顎の第二小臼歯に中心結節(咬合面に生じる突起)が見られる場合があります。中心結節が認められるた時、事前に注意事項などお伝えして双方が把握できている状態が望ましいと思いますので、定期的な検診の受診をお勧めします。
まだまだ厳しい寒さは残っておりますので、お身体にお気をつけ下さい。
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当院は虫歯治療・歯周病治療・予防・インプラント・入れ歯・審美治療・親知らずの抜歯など、様々なお口のお悩みに対応した治療を行っており、これまでに培ってきた技術と最新の設備によって、患者さんに「プラスアルファ」を提供できる歯科診療を行っています。