蒸し暑い日が多くなってきましたね!
低気圧だったり、空調で冷えてしまったりと適応するのが大変な時期となってきましたが皆さん体調にお変わりなく過ごされてますか?^^
今日は身体に影響を及ぼす口呼吸についてお伝えしようと思います!
お口ポカンと言われる口呼吸はよく子どもに見られる仕草としてのイメージが多いですが、大人の方でも常に口で呼吸をしている方もいます。
どこかで口呼吸が良くないという話しを聞いたことがある方も多いと思います。
結論から言うと、
・空気中に含まれる病原体を直接体内に侵入させてしまう
・虫歯や歯周病を誘発させる
・歯列不正、顔の弛みの原因になる
口呼吸はこういった悪影響を及ぼしてしまいます。
まずは口呼吸と鼻呼吸の違いについて、
鼻腔にある線毛は、空気中に含まれる細菌やウイルスを絡めとる役割を果たします。
粘液で構成される鼻水も体内への侵入を防いでくれます。このバリアーのおかげで鼻腔から咽頭へと移行する過程で病原性を低下させることができます。
一方で口腔にはこのような体内への侵入を防いでくれる構造がないので、空気中に含まれる病原体をダイレクトに体内へと侵入させてしまうのです。
次に虫歯や歯周病を誘発させてしまう理由は、
口呼吸をすると同時にお口の中を乾燥状態にしてしまいます。お口の中がカラつくと虫歯菌や歯周病菌に代表される口腔内の細菌の活動も活発化させると言われています。
そしてお口ポカンは口腔周囲の筋肉が緩んだ状態になるので、舌の位置が下がり、口唇や頬の筋肉による歯列への圧力も低下します。
その結果、歯列不正が誘発されたり顎の骨の発育が遅れてしまいます。
そのためお子さんにお口ポカンの症状が見られる場合は、適切な時期に改善することが求められます。
小児の第一期矯正治療では機能的顎矯正装置や口腔筋機能療法(MFT)を行うことで改善していきます。
このように、口呼吸はお口や全身の健康だけでなく、歯並びや噛み合わせ、顎の発育に影響を及ぼしてしまうので、積極的に改善するのが望ましいのです。