じっとり汗ばむ季節となりましたが、みなさま体調のほうはいかがでしょうか。
少しずつ新しい生活様式に対応した日常に慣れて始めてきてはいますか。
手洗いやうがいの重要性を改め実感した方も多いのではないでしょうか。
今回、歯科医院で用いられる洗口剤(うがい薬)の違いについてお話したいと思います。
似たような見た目のものがあり、いろいろと種類も多いのでどれがいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。
当院で使用しているコンクールFとネオステリングリーンの違いについて簡単に説明したいと思います。
コンクール:ムシ歯の発生および進行の予防、歯肉炎の予防、歯槽膿漏の予防、口臭の防止。
ネオステリン:陽イオン界面活性剤で、芽胞のない細菌、カビ類に抗菌性を示し、洗浄作用もある。通常、口腔内の消毒、抜歯創の感染予防に用いられる。
いろいろと細かい違いはありますが、大きな違いはコンクールは歯の周りについている細菌によく効いてくれるのに対してネオステリンは主に粘膜に対する作用が主になってきます。またコンクールはアルコールを含んでいたり、主要成分のグルコン酸クロルヘキシジンで過去にアレルギーが起きた事例が報告されているため、体質によっては使用を避けることがあるといったこともあります。
他には殺菌作用などはありませんがお口の中の粘膜や舌などの腫れや痛みなど炎症症状を抑えてくれるアズノールといわれるうがい薬などもあります。
またうがい薬を使用する際には注意点があります。しっかりうがい薬を効かせるためには歯磨きも大切という点です。
お口の中の歯垢をブラッシングして落としてから使用してもらうのが効果的です。
お口の中の細菌はバイオフィルムと呼ばれるネバネバした膜を作っておりその膜が薬の浸透を妨げてしまうため効果が出にくいということです。
キッチンやお風呂場等の水回りをイメージしてもらえばわかりやすいと思うのですがぬるぬるとしてしまったところに洗剤をかけたり水を流したりするだけではあまり綺麗にならないというのと同じことです。
しっかり擦り取ってあげることが重要になります。
月~金:10:00~13:30/15:00~19:30
土:10:00~13:00/14:00~17:00
休診日:日曜・祝日
当院は虫歯治療・歯周病治療・予防・インプラント・入れ歯・審美治療・親知らずの抜歯など、様々なお口のお悩みに対応した治療を行っており、これまでに培ってきた技術と最新の設備によって、患者さんに「プラスアルファ」を提供できる歯科診療を行っています。