こどもの歯磨き指導は、健康な歯を保つために欠かせない基本習慣の一つです。
特に乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄いため虫歯になりやすく、虫歯を放置すると永久歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。
乳歯の時期から適切なケアをおこなうことがその後の永久歯や全身の健康に大きな影響を与えるため、早期から正しい方法を教えていくことが大切です。
0~1歳:歯が生えたばかりの赤ちゃんには、専用のシリコンブラシやガーゼを使って優しく歯や歯茎を拭いてあげましょう。歯磨き粉はまだ不要です。必要であれば1000ppm以下のフッ素などを使用しても大丈夫です。
2~3歳:このころから自分で歯ブラシをもって親がしっかり見守りながら練習をはじめてみましょう。自分で歯を磨く楽しさを感じることが大切です。
4~5歳:自分で歯全体を磨くことが出来るようになってきます。しかしまだ細かい部分をしっかり磨くことは難しい為仕上げ磨きも忘れずにおこなってください。
6歳~:このころから乳歯が抜けはじめ、永久歯が生えてきます。永久歯は一生使う歯なのでしっかりとケアをしていく必要があります。デンタルフロスなどを使うと歯と歯の間に溜まる汚れも効果的に取り除くことができます。
こどもがしっかりと歯磨きを出来るようになるまで大人が毎日の歯磨きを手伝い、チェックすることが重要です。また、歯医者の定期検診を受けることでお口の中の状態を正確に把握し、クリーニングやフッ素でケアしていくことも大切です。虫歯ができてから歯医者に通うのではなく、定期的に歯科検診を受けて虫歯などのトラブルを予防するようにしましょう!
